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子どもが発達障害なのか疑問を持った出来事

子どもが成長していく中で、「もしかしたら発達障害なのでは?」という疑問を持った経験がある方もいるかもしれません。

では、どんなシーンで発達障害を疑うことが多いのでしょうか。

発達障害の特性別に、具体的な出来事についてご紹介していきます。



 

もくじ




 

 





ASD:自閉スペクトラム症

・目が合わない

・指差しをしない

・言葉が出ない

・後追いをしない

・音や光などを怖がる

・体が汚れるのを異様に嫌がる

・服の素材やタグなどが肌に触れるのを気にする

・こだわりが強い


自閉スペクトラム症の場合は、1~2歳ぐらいの比較的低年齢で違和感を抱きやすいです。

視線が合わず、人に対する興味が薄いことが特徴で、一人遊びやこだわりの強さが目立ちます。

一緒に遊んだりやりとりをしたりする中で、「なんとなく他の子と違う」「意思疎通ができている感じがしない」といった違和感に繋がります。

この違和感は、子どもの見た目や普段関わらない人にとっては大変わかりにくく、周囲の理解を得られないことも多いです。

長い時間一緒に過ごしている親や、知識と経験のある保育士など、普段からその子と関わっていたり他の子どもの正常な発達に知見があったりする人でないと気づけない場合もあります。


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ADHD:注意欠如・多動性障害

・落ち着きがない

・座っていられない

・体のどこかをずっと動かしている

・突発的で危険な動きが多い

・相手の話を遮って自分の話をずっとする

・かっとなって手が出やすい

・順番を待てない

・忘れ物が多い


注意欠如・多動性障害の場合は、集団生活が始まる3~5歳で最も疑問を持ちやすいです。

年齢の低い子の行動と似ている部分もあるのでなかなか気づきづらく、周りの子が落ち着いてきた頃に目立つようになります。

一番疑いやすいのは「落ち着きのなさ」で、とにかくパワフルでずっと動いている、ずっとしゃべっている、じっとしていられない、という子が多いです。

普段関わっているだけであれば「元気な子」というイメージかもしれませんが、集団生活の中で「順番を待つ」「静かに座る」などが必要な場面で違和感を抱きます。

また、突発的な動きによる怪我や、感情のコントロールが難しいことによるトラブルなどが目立つことで発達障害を疑うきっかけとなるでしょう。






LD:学習障害

・字の読み書きが苦手

・覚えるのにとても時間がかかる

・簡単なひらがなの形を正確に書けない

・読むスピードがとても遅い

・数の理解ができない

・計算にとても時間がかかる

・授業についていけない

・話を聞いて理解することが難しい


学習障害は、主に授業が本格的に始まる小学校以降で疑問を感じることが多いでしょう。

早い子では4~5歳で字に興味を持ち始めますが、だいたいは入学後にひらがなを覚え始めるので、その時期に気づくことが多いです。

最初は「ただ勉強が苦手なだけなのかな?」「本人のやる気がない」などと誤解しやすく、発見が遅くなる傾向にあります。

その後にいくら熱心に教えても理解できていない、本人も一生懸命だけどわからなくて困っている様子がある、などの出来事から判明することがあります。

早い段階で授業についていけなくなるので、学校の担任から話がある場合も多いかもしれません。


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まとめ

子どもが発達障害なのか疑問を感じる場面は特性によって様々ですが、やはり長く関わっている親や保育士、担任が違和感を抱くことがきっかけです。

診断はまだ受けていないけど、なんとなく疑う行動や特徴があるという保護者の方もいるかもしれません。

上記を参考にして、気軽に園や支援センターなどに相談してみてくださいね。

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