発達支援が必要な子どもがいる場合、保護者の方の負担はとても大きいものになりますよね。
子育てには悩みがつきものですが、さらにこだわりや癇癪、予測できない行動があるなどコミュニケーションが難しく感じる場面が多いです。
そのため、気づかぬうちにストレスが溜まってしまい前向きに子どもと向き合うことができなくなってしまいます。
そこでこの記事では、発達支援が必要な子どもをもつ親自身のストレス管理の方法についてご紹介していきます。
もくじ
サポートしてくれる機関を探す
何よりも一人だけで抱え込まないようにすることが大切です。
サポートしてくれる機関や受けられるサービスはぜひ活用し、気軽に相談できる環境を作りましょう。
代表的なサポート機関は、以下の3つになります。
児童発達支援センター
発達障害者支援センター
特別支援教育相談センター
発達障害のある子どもとその家族に対し、個別相談や療育プログラム計画、親子参加型の活動などを行っています。
専門的な知識のある方に悩みを相談できたりアドバイスをもらえたりするので、自分だけで考えずに気軽に話してみてください。
親族に協力してもらう
身近に頼れる親族や知人がいれば、協力してもらえるよう相談してみましょう。
自分の気持ちを吐き出せる場所があるだけでも、すっきりしてまた頑張ろうと思えるはずです。
子どもと一対一で関わっていると視野が狭くなりストレスが溜まってしまいますが、関わってくれる大人が他にいるだけで肩の荷が少し降りることもあります。
もし可能であれば1時間だけでも子どもを見ていてもらい、ほっと息をつく時間を過ごすことも大切です。
自分一人の時間を過ごす
毎日子どもと向き合っていて自分の時間が一切ないという状況は、いずれ限界がきてしまい自分にとっても子どもにとっても良いとは言えません。
親自身が笑顔で余裕をもって関わることで、子どもも安心して落ち着くものです。
そのためには、一人で好きなことをして過ごす時間を作りましょう。
上述したようにサポート機関や家族の協力を得て子どもを預け、その時間は頭を空にしてひたすら好きなことをしてください。
本を読む、音楽を聴く、散歩をする、カフェでのんびりする…どんなことでもいいので、とにかく息抜きができる時間を確保することが大切です。
心をリフレッシュさせることで、また新たな気持ちで育児に向き合えるようになります。
子どもの個性と捉える
子どもの発達特性の捉え方も、ストレス管理において重要です。
「周りの子はあんなにできているのに」「どうしてうちの子だけこうなの?」と悲観的に考えてしまうと、どんどんネガティブな思いが膨らんでしまいますよね。
しかし、「これがこの子の個性」「誰にも真似できない独特の感性を持っている」と前向きに捉えてみるとどうでしょうか。
発達支援が必要な子どもは考え方がユニークだったり、誰も思いつかないようなアイデアや発言が出てきたりととても個性溢れる素敵な子がたくさんいます。
そんな風に見ていくと今まで困っていたことが面白いと感じられ、「この子の個性や良い部分を伸ばすにはどうしたらいいかな?」と前向きな課題として考えられます。
まとめ
発達支援が必要な子どもをもつ親は、ストレスとどう向き合っていくか、うまくストレスを発散させるためにどうするかが重要になってきます。
一人で責任を背負いすぎずに頼れる環境を整え、様々な人たちのサポートやアドバイスを受けられるようにしましょう。
そして、子どもの行動の捉え方を変えてみたり、親自身が一人で過ごす時間を作ったりしながら、無理なく子育てに向き合っていけたらいいですね。
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