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発達障害の人はどれくらいいる?

最近では、ニュースやSNSなどで「発達障害の人数が年々増えている」「療育やデイサービスなどが足りない」など見かけた方もいるのではないでしょうか。

また、実際に発達障害の人はどのくらいいるのでしょうか。

そこで、今回の記事では発達障害の人数について紹介していきます。


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もくじ




 

 






発達障害と診断された人数

厚生労働省が発表している令和4年(2022年)の調査調査結果によると、発達障害と診断されたのは推計値で872千人でした。

約10人に1人が発達障害の診断がされているということです。

男女の割合は、男性が68.8%、女性が29.9%と少し男性の方が高いです。

※参考:令和4年生活のしづらさなどに関する調査


● 1クラスに3人が発達障害児

文部科学省が発表している令和4年(2022年)の調査結果によると、小中学生における学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒数の割合は8.8%でした。

つまり、35人1クラスの場合3人が発達障害児だということです。

※参考:通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)


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本当に発達障害は増えている?

● 理解が高まったからとも考えられる

文部科学省が発表している平成24年(2012年)の調査結果では、発達障害児は6.5%(35人1クラスの場合2人)です。

令和4年(2022年)では、8.8%なので増えていると言えます。

確かに6.5%から8.8%に増えているので、単純に人数が増えたと感じますが、昔よりも発達障害に対して理解が深まったことにより今まで受診しなかった人が受診することで診断される人が増えただけとも捉えられるのではないでしょうか。


●増えたからといっても悪いだけではない

理解が高まって人数が増えたと考えると、発達障害が増えていたとしても悪いだけではありません。

発達障害の理解が低かった時には、「じっとできない子」や「一部の教科だけができなくて変わった子」として思われていた子でも、今では「発達障害かも?」と考える人が増えてきています。

診断を受けることで、どうやっていけばいいのか、どんな特性でどんなことをしていけばいいのかなど、対策を立てていくことができるので、「増えた=悪い」だけではないと言えるのではないでしょうか。






発達障害は病気じゃなくて特性

文部科学省では、発達障害は以下の内容で定義されています。

 

発達障害とは、発達障害者支援法において「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」(一部抜粋)

 

脳機能の障害なので、病気ではなく特性だと考えられます。

人によっては病気だからと悩まれる方がいらっしゃいますが、生まれ持った特性だからこそそれを活かしていける方法を見つけ出していきませんか。

「病気」か「特性」かというのは問題ではなく、大切なのは前向きに付き合っていけるのかということです。


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まとめ

発達障害の人は全体で872千人で、小中学生は1クラスに3人が発達障害です。

年々発達障害の人が増えてきていますが、発達障害の理解が高まったとも考えられ、環境が良くなってきています。

環境が良くなってきたと言っても、まだまだ足りない点もあるので、より理解を高めてできることを増やしていきましょう。

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