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発達障害児の睡眠障害と対策

発達障害を持っている人で、なかなか眠れなかったり、途中で起きてしまったりと睡眠に対しての悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。

実は、発達障害を持っている人は、睡眠障害も併存している確率が高いと言われています。

そこで、発達障害と睡眠障害の関係や対策について紹介していきます。


 

もくじ


  • 発達障害と睡眠障害

     ・関係

     ・睡眠障害の特徴

     ・睡眠障害から起きる影響

  • 対 策

     ・入眠のための工夫をしてみる

     ・環境を整える

     ・気分転換を試みる

  • まとめ


 

 






発達障害と睡眠障害

■関係

一般的に発達障害のある人には、睡眠障害も併合しやすいと言われています。

その中でも特に併存していると報告されているのが、自閉スペクトラム症とADHDです。

<睡眠障害が併合する確率>

自閉スペクトラム症・・・40〜80%

ADHD・・・25〜50% 

不眠の原因としては、睡眠の質や長さ・リズムの問題によって不安定になると考えられています。



■睡眠障害の特徴

・寝つきが悪い

・布団に入らたがらない

・寝ついても目が覚めてしまう

・昼夜逆転(不規則な睡眠リズム)

・朝起きることができない

・起きた時に疲労感がある

・日中眠くなる

・いびきをかく

不眠症が多く目立ちますが、過眠症ももちろんあります。

特に、幼少期に日中強い眠気を感じる人が多いです。

ただ、今まで問題なかったという人でも思春期以降に症状が出始めたという人もいるので、人によって様々です。



■睡眠障害から起きる影響

・感覚過敏

睡眠が十分に取れないことから、光や音などの感覚が過敏になってしまったり、元から過敏である人はさらに覚醒しやすいと言われています。


・集中力の低下

日中に強い眠気に襲われるので、授業中に居眠りをしてしまったり、頑張って起きていても集中力が低下してしまいます。


・不登校

朝起きれない・日中の眠気などにより不登校になる子供が多いです。

本人の意思では起きようと頑張ってみても起きれないなんてことも。


・うつ

睡眠障害だけではありませんが、発達障害の二次障害と言われているうつなどを発症する可能性もあります。


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対策

■入眠のための工夫をしてみる

生活リズムを整えるために、まずは入眠できるように工夫をしてみましょう。

どうしても発達障害の特性で、寝る切り替えが難しい場合もあるので、スムーズに入眠するルーティンなど作ってみるのがおすすめです。

<例>

・歯を磨いたら布団に入る

・寝る前に必ず絵本を読む

・マッサージをする


入眠のためのルーティンを作ることで、今から眠りにつくんだという気持ちに切り替えやすくなることがあります。

子供によって合うルーティンを続けてみましょう。



■環境を整える

寝るには寝室の環境も大切です。

落ち着いて眠れる、自然と朝起きやすくなるような環境を整えていきましょう。

 <おすすめの環境>

・ベッドの位置・・・日当たりの良い場所

・カーテン・・・遮光性のあるカーテン

・部屋のインテリア・・・アースカラー(淡い青・黄色など)

・寝具・・・重みがあり、体に添えるもの


人によっては、光や広い空間に不安を感じる場合には、布を天井から吊って高さを抑えてみたり、不安を少しでも取り除けるようにするといいでしょう。

あくまでおすすめの環境なので、自分に合わせたものを探してみてください。



■気分転換を試みる

様々な工夫をしてみても、どうしても寝られない!そんな時は無理に寝かせようとするのではなく、起きたままでいるというのも1つです。

音楽をかけてみたり、部屋を明るくしてみたり、睡眠から離れて気分転換してみましょう。

寝よう寝ようと思うことで、逆に興奮してしまい、どんどん寝られないなんてこともあるので、神経質になりすぎないようにしてみてくださいね。


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まとめ

発達障害児の多くは睡眠障害を併合していることが高いです。

睡眠障害によって、感覚過敏になってしまったり集中力が低下・不登校、うつなどの影響が現れることも。

睡眠障害の対策として、生活リズムを整えるために入眠の工夫や環境を整えるなど対策を行なってみてください。

ただ、あまりに寝なくてはと思いすぎると返って寝れないなんてこともあるので囚われすぎないようにしましょう。

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